東京都心の桜は、平年より5日早く全国に先駆けて満開になったと、気象庁より発表がありました。ある会社が、全国5万8千人を対象に、最もお花見好きの都道府県を調査するために、お花見調査を実施したそうです。「あなたはお花見好きですか?」と質問し、「大好き・好き・まあまあ・好きではない」の4択で回答してもらい集計した結果、3/4が、「大好き」もしくは「好き」と回答、「まあまあ」も含めると、実に日本の96%の人がお花見好きだとわかったということです。さらに、「大好き」と回答した割合が多かった都道府県は、1位佐賀県、2位宮崎県、3位山梨県、九州は全県において「大好き」と答えた人の割合が全国平均を上回ったそうで、九州は全体的に全国の中でソメイヨシノの開花が早く、桜の季節の訪れが早いことも、お花見好きに影響しているかもしれないとのことでした。
お花見は、奈良時代に梅が中国から伝わり、貴族たちが観賞したのが始まりとされ、平安時代に桜に代わったそうです。桜を見ていると、不思議と心が和みます。冬から春になることの悦び、昔から日本人は桜を見ながら辛いこと、苦しいこと、いろいろなことを乗り越えて来たことでしょう。これも先祖からの、心強く、ありがたい遺産なのだと思います。
ところで春は、いっせいに植物が芽吹き、それに呼応して虫や鳥までもがイキイキとする季節です。しかし、全てのことは連続しています。春が急に始まったのではなく、冬の間の目には見えない準備、つまりエネルギーの蓄積があったからこそ、春に大きく成長できるのです。これは氣の話にも同じことが言えます。
私たちには、良いこと、良い時ばかりではなく、一見マイナスなことがやって来て、体や心が辛く苦しい、思い悩む時があるものです。そのような時は、なかなか良いことをイメージできないものですが、真氣光を利用している人にとっては、それは氣のエネルギーを蓄えている時期と言えるのです。宇宙からのエネルギーは、絶えず降り注いでおり、私たちは氣中継器や氣グッズを使うことで、それを体の中に取り入れ、氣を高めているのです。どんなにたいへんな時にも、それをすることで確実に氣のエネルギーの蓄積があり、それによって氣づき、魂の大きな成長になるのです。
春は、就職、進学、異動など、環境が大きく変わる季節でもあります。その大きな変化に辛くなることがあるかもしれませんが、それも真氣光のエネルギーを利用して、大きな飛躍にしていきましょう。(月刊ハイゲンキ2015年5月号巻頭言より)
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